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自動運転時代への道筋?


自動運転時代への道筋?



  • 自動車業界


  1. 牛車、馬車、荷車、籠、蒸気自動車、ガソリン自動車、ディーゼル、電気自動車、ハイブリッド、水素自動車、・・・。


  • エンタメ業界


  1. 芝居、映画、テレビ、ビデオ、ネットTV、・・・。


  • 通信業界


  1. 伝書バト、のろし、旗、飛脚、郵便、電話、データ通信、映像、ネット、・・・。




どういう変化が起きているか?


  • 輸送手段という部分は、輪軸を使うメカニズムは不変。次はリニアかな。変わったのはエネルギーとエネルギーに適合させたエンジン。


  • エンタメはコンテンツは不変。コンテンツを見せる場所、見せ方、メディアが変わっただけ。


  • 通信は、デジタル化、高速メディア化、無線化、・・・。




スキーをできるロボットがいたとして、そいつが代わりに滑ってきますと言ったら嬉しいか?。自動運転はそういうことだ。ロボットカーになって何が楽しいか。

タクシーに乗って、運転はセルフサービスですと言われたら嬉しいか。其れじゃレンタカーと同じだ。そこは自動運転ロボットに登場してほしい。

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スポーツドライブは既存の自動車メーカーが今後も主流。タクシードライブは新しいプレイヤーが必要だ。

危険回避の性能は両方に求められる。

自動運転は、これも両方に求められる。スポーツドライブに飽きたらタクシードライブ(オートドライブ)に切り替える。

スポーツドライブは、マニュアルシフトからイージースポーツ(オートマ)までいくつかレベル設定が出来ていいだろうが、実はこれも両方に求められる。タクシーにとっては非常タイヤみたいなものだ。滅多に使わないが緊急避難時は使えるといった代物。

もっと将来には、運転に免許など必要なくなるだろう。危険運転は出来なくなるからだ。

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メーカーが注意すべきは、ベース使用は何かということだ。

①危険回避はいずれ法的にも必須要件になる。それが実装されないクルマは作っても売っても乗っても違反だ。

②オートパーキング、オートバレーは社会インフラを変えるため、実質的に必須になる。オートドライブ、タクシードライブに先行して必要になるものだ。

③次に、本格的なオートドライブ、タクシードライブがリリースされる。

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①は局所即時対応性=危険回避、車両制御、車間通信
②は地域内対応性=給油・充電、駐車・配車、洗車など。
③は広域対応性=クラウド連携、AIサポート、寄り道、渋滞回避、エネルギーミニマム、時間ミニマムなど。

階層化設計が答えです。

一番下にはIoT化されたメカニズムが存在する構造になります。
一番上にはIoT化されたエンタメデバイスが存在します。

肝心かなめは、5階層すべてに統一されたUIが求められることです。もしくは階層を意識させない操作性。しかも、社内のコクピットだけでなく、リモートデバイスにも共通のUIが必要なことです。



アップル、グーグルなどIT企業がが何を狙っているかは自明でしょう。

どの車に乗っても同じ操作性を得られる。タクシーに乗る時に、車種はおろかタクシー会社さえ気にしないものです。彼らは、クルマの中であれ、リビングのテレビの前であれ同じサービスを提供できる。

オートドライブモードを提供しないクルマは一部のマニアには受け入れられてもビジネスとしては上手くない。

自動車メーカーはシリコンバレーの会社にオートドライブモードのために金を払って、漸く、デザインだ性能だが問題になってくるのだ。金を多く払いたくなければ、自分で複数のIoTデバイスを統合してクラウド連携できるシステムが必要だ。

ナビゲーターを作っている企業など総がかりでやる仕事だ。

何が必要か?。コンソシアム。経産省が入ってスピードアップが可能なら旗振りさせるべきだ。メーカー主導でも熟成した日本企業なら協調的な体制構築は可能な筈だ。

キーはトヨタだが、今のトップはスポーツドライブを主張すれば危機は回避できると思い込んでいないか心配だ。誰もが常にスポーツドライブを楽しんでいることはない。退屈なドライブもあるし疲れた時のドライブあるし、パーキングのためのアクセスも面倒だ。オートドライブ、タクシーモードドライブは必須だと気付いてほしいものだ。



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