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自動運転時代はどのように社会に出現するか?


自動運転時代はどのように社会に出現するか?

答えは簡単だから誰でも知っている。誰のアイデアの中にもある。しかもすぐにできることだ。ビジネスモデルが紐付くなら、早いもの勝ちの状況にある。問題のビジネスモデルも色々考えられるが、長期的なビジョンが明確でなければ破綻するかもしれない。しかし大事なのは臨機応変の方向転換ができることかもしれない。

オートパーキング:

(1)最初は、駐車スペースまで運んで(運転して)、後は自動的にそのスペースに収めるレベル。

(2)次は、駐車場の入り口で車を降りて、自動的に空いたスペースを探して、駐車する。この時は、駐車場の地図システムと利用状況が駐車場システムとやり取りできなければいけない。

通行人を避けたり、車同士のすれ違いをコント―ロールするのは大変だから、専用の駐車場を作っても良いだろう。

(3)さらに、駐車場の出口まで車を配車するサービス。ここまでできれば、実はすべてが変わることに気づくでしょう。指定したスペースに車を届け、最寄りの場所まで車が迎えに来ることができる。パーキングの時に人が乗っていて悪い分けは無い。

だから、駐車場のインフラを拡張すれば、ある地域内は自動運転が成立する。オートパーキングアイランド。都市部や、住宅地は、何処かのアイランドに所属する。

高速道路は、アイランド同士を接続するノードとして定義され、インターアイランド自動走行モードが提供される。

オートモードを切れば、自由にドライブを楽しめるが、アイランド内でのフリードライブは制約を受けることになるだろう。

このアプローチの素晴らしさは、アイランドを駐車場と定義しなおすことで、既存の法規制の制約をある程度回避できることだ。



工場の駐車場を使えば実証実験は直ぐに始められる。問題は地図システムの実現方法、交換方法、セキュリティ。例えば、工場長のスペースの扱いを分けたい場合、第3者に知らせない方法、緊急車両の対応など。優先制御なども。

駐車場インフラは人が理解できる適切な標識=案内方法の標準化、スペース使用状況の自動検知。

例外はたっぷり出て来るだろうが、グランドデザインはシンプルだ。

大規模施設(工場、オフィス、店舗、マンション、遊園地など)の大型駐車場から導入が始まるだろうか。混雑時は配車予定時間もスマホに配信されるだろう。



アクセルのないクルマを作れ。

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